kintone(キントーン)は、顧客管理や案件管理、お問い合わせ管理、社内SNSなどに幅広く活用できる「ビジネスアプリ構築クラウドサービス」。業務に役立つアプリを自作できる便利なサービスですが、使っているうちに機能面での不満が出てしまうことも少なくありません。
実は、kintoneの標準機能では対応していない機能も、API連携やプラグインを活用すればプログラミングなどの知識がなくても機能をカスタマイズすることが可能です。
そこで今回は、kintone(キントーン)においてプラグインを導入するメリットや注意点、導入時に陥りがちなワナなどについてご紹介します。kintoneの導入を検討している方はもちろん、すでに導入している方も、ぜひご覧ください。
- 目次
-
- kintoneのプラグインとは?
- kintoneにプラグインを導入するメリット
- どんな環境でも使われやすいプラグイン
- プラグイン導入時の注意点
- プラグインを使用するためにはスタンダードコースの契約が必要
- kintone活用における目的を明確にする
- プラグイン導入時に陥りがちワナ
- kintoneのカスタマイズにはATTAZoo+を活用!
- まとめ
kintoneのプラグインとは?
kintoneにおけるプラグインとは「拡張機能」のことです 。
kintoneにプラグインを導入すれば、より使いやすいように機能をカスタマイズできます。
プログラミングなどの専門知識がなくても必要な機能を拡張できる他、以下のようなメリットもあります。
kintoneにプラグインを導入するメリット
プラグインを導入するメリットは、主に以下の3つです。
・ほしい機能を追加できる
・設定変更も簡単にできる
・複数のアプリに導入できる
本来、機能をカスタマイズする際はプログラミングを行う必要があります。
設定変更の際も、その都度プログラミングしなくてはなりませんし、アプリも個別ごとに開発しなくてはなりません。
しかし、プラグインなら専門知識がなくてもカスタマイズすることが可能なので、簡単かつスムーズにカスタマイズが可能です。
どんな環境でも使われやすいプラグイン
kintoneにはさまざまなプラグインがありますが、こちらではどんな環境でも使われやすいプラグインを3つピックアップしました。
検索ができるプラグイン
一覧画面に検索窓を設置できます。
探したいレコードをすぐに見つけられる他、"AND"検索・"OR"検索などにも対応しているため、
よりスピーディーに検索することが可能です。
カレンダーに関連するプラグイン
kintoneの標準機能にはカレンダー機能が搭載されていますが、プラグインを導入で以下の機能を追加できます。
表示画面の追加
|
標準機能では月単位での表示ですが、週・日単位のスケジュール表示が可能になります。
|
ドラッグアンドドロップ機能
|
スケジュールの移動や時間の修正が、ドラッグアンドドロップでできるようになります。
|
タスクのカラー表示
|
タスクを種類別にカラー表示できるようになります。
|
モバイル表示
|
パソコンだけでなく、スマートフォンでも表示できるようになります。
|
入力補助のプラグイン
kintoneアプリの入力を自動化するなど、手入力にかかる手間や時間を大幅に削減できます。
例えば、必須入力・入力不可の項目、開閉グループの設定なども自動処理できるため、
手入力にありがちな入力漏れなども防ぐことが可能です。
プラグイン導入時の注意点
こちらでは、プラグインを導入する際の注意点について解説します。
プラグインを使用するためにはスタンダードコースの契約が必要
プラグイン(API連携サービスなども含む)を使用できるのは、kintoneをスタンダードコース(月1,500円/1ユーザー)で契約した場合のみです。
すでにライトコース(月780円/1ユーザー)で契約している場合は、コースを変更する必要があります。
Web上でサイボウズから直接購入している場合、変更手続きはWeb上のストアから行うことができ、数分ほどで完了します。
一方、販売パートナーを介して契約している場合はパートナーを通じて契約変更を行いますが、その際に時間がかかることも少なくありません。
プラグインをすぐに導入したいという方は、あらかじめ変更にかかる日数を確認した上で、早めに変更手続きを行うことをおすすめします。
kintone活用における目的を明確にする
プラグインの選定に迷う企業の方も少なくありません。
何となく良さそうというだけで導入してしまうと結局使わずに終わってしまう可能性もあるため、
kintone活用における目的を明確にした上で導入に踏み切りましょう。
また、プラグインの導入が本当に必要なのかを見極めることも大切です。
kintoneの標準機能は、上手に活用すればさまざまな用途に対応できます。
まずはどのような機能があるのかを確認し、それでは対応できない、もっと便利にしたいと思ったときにプラグインの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
なお、kintone活用の目的はあるけれど最適なプラグインが分からないという場合は、
プラグインやAPI連携などに詳しい外部の業者に相談してみるのも良いでしょう。
プラグイン導入時に陥りがちワナ
kintoneは業務に役立つアプリを簡単に作れますが、だからこそ作りすぎてしまうことがあります。
同じ名前のアプリが複数作られることもよくあり、例えば「案件管理」「タスク管理」などのアプリは乱立しやすいと言えるでしょう。
「どのアプリが何の目的で作られているか分からない」という状態になると、逆に業務にかかる手間や時間が増えてしまうこともあるため注意が必要です。
また、kintoneのアプリは1つにつき最大20個のプラグインを導入できるため、
複数のプラグインをインストールしてしまうケースも珍しくありません。
結果的に「機能をうまく使いこなせない」「どのプラグインがどんな機能を有しているのか分からない」
「プラグイン同士がバッティングしてしまい、うまく動作しない」といった問題が出てくることもあります。
さらに、有償プラグインを利用した場合、提供する各社と契約することになるため、
いくら支払っているのか、月額・年額・買い切りのどちらかなど、把握しなくてはならない情報も増えてしまいます。
使えないプラグインが増えないように、プラグインの選定は慎重に行うことが大切です。
kintoneのカスタマイズにはATTAZoo+を活用!
「ATTAZoo+(アッタゾープラス)」は、
kintoneアプリで頻繁に使用する機能や、
kintoneをより便利に活用するための機能を実装したスターターキットです。
kintoneを実際に使っているユーザーから要望の多かった13の機能を実装したプラグインセットなので、
使わずに不要になる心配もありません。
kintoneの機能拡張がマウス操作で簡単に行える他、JavaScriptやCSSによるプログラム書き換えやデバッグ作業は不要なので、
手間なく業務改善・効率化を目指せます。
また、ユーザーからの満足度も高く、IT製品のレビューサイト「IT Review」のkintone拡張機能カテゴリにおいて、
知名度と満足度の高い製品に与えられる「Leader」バッジを取得しています。
サービス形態は以下の3つです。
・エントリー :年額 36,000円(税抜)30ユーザー
・スタンダード:年額 72,000円(税抜)30ユーザー(モバイル版対応)
・プロ :年額 360,000円(税抜)ユーザー数無制限
無料トライアルもあるため、気になる方はぜひご相談ください。
ATTAZoo+についての詳細はこちら
まとめ
kintoneは便利な反面、使い方を間違うと不便に感じることもあります。
今後、kintoneを導入するという方はもちろん、すでにkintoneを使用している方も、
kintoneを便利に活用するためにプラグインの利用を検討してみてください。
用途に応じて適切なプラグインを導入すれば、手間やコストを無駄にすることなく業務効率化を目指せます。