こんにちは!JBATソフトウェア開発 坂本によるブログです。
当ブログはサイボウズ社のkintoneを使ってみたい、使い始めた、という方向けにお役立ちする情報を連載していきます。
今回のテーマは、"情報システム業務でのkintone活用法"です!
具体的なシーンを挙げながらご紹介していくので是非ご覧ください。
- 目次
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- kintoneプラグインとは
- ヘルプデスクでの活用方法
- セキュリティインシデント管理での活用方法
- 購買管理での活用方法
- まとめ
1.kintoneプラグインとは
kintoneにおけるプラグインとは「拡張機能」のことです 。kintoneにプラグインを導入すると、機能をカスタマイズすることができます。本来、機能をカスタマイズする際はプログラミングを行う必要があります。
プラグインを活用することで、専門知識がなくてもカスタマイズすることが可能なので、簡単かつスムーズにカスタマイズができます。
なお、プラグイン(API連携サービスなども含む)を使用するためには、kintoneのスタンダードコース(月1,500円/1ユーザー)を契約する必要があります。すでにライトコース(月780円/1ユーザー)で契約している場合は、コースを変更する必要があります。
2.ヘルプデスクでの活用方法
kintoneでは、ヘルプデスク業務に対応したテンプレートが複数用意されており、そちらのテンプレートアプリを使うだけで便利に管理できてしまうんです!kintoneの「
社内システム相談受付アプリ」は、相談内容や依頼者などを含む使いやすいフォーマットになっています。
アプリの設計や面倒な設定が不要なので、導入から運用までスピーディーに行えます!
さらにステータス機能を有効にすると、"作業中"や"完了"といったステータスの管理までできてしまうんです!
※1 プロセス管理機能
ただ、対応済みの相談がたまってしまい、一件ずつステータスを更新しなければならないとなると・・・・
kintoneでレコードのステータスを更新するためには、
① 1レコードずつレコード詳細画面を開く
② レコード詳細画面でステータスを変更するといった操作が必要なため少し手間がかかってしまいます。ATTAZoo+の"ステータス更新+"では、レコード一覧画面からの操作で複数レコードのステータスを一括で更新することができます!
一括更新したい相談を絞り込んで、あとはボタンをクリックするだけの2ステップなのでとても効率的ですね。
ほかにも、過去に類似した相談があれば回答内容を活用して効率化できるのに
過去の相談のデータを検索するのに手間がかかっているな、と思った事はございませんか? 相談内容のカテゴリ分け(例えば○○アプリ、ネットワーク設定、セキュリティ設定等)は行っているものの、 検索をするためにレコード一覧画面からレコード絞り込みボタンを押して、フィールドを選択して、完全・部分一致等の条件を設定して、キーワードを入力して・・・ 複数行のフィールドからキーワードで検索しようと思ったら検索条件で「キーワードを含む」を選択して・・・ といった形で手数が多くなってしまいます。
ATTAZoo+の"簡易検索+"では、直感的でわかりやすい検索機能を提供してくれます!
予め検索で使うフィールドを設定しておけばシンプルな検索バーがレコード一覧画面で表示され、検索する際には検索バーにキーワードを入力してエンターキーを押すだけ!
こうすることで過去の相談内容をさくっと検索することができ効率的に社内システム相談への対応ができますね!
3.セキュリティインシデント管理での活用方法
セキュリティインシデント管理も情報システム部門の重要な業務ですよね。
kintoneの「セキュリティインシデント管理アプリ」はインシデントの詳細や対応状況をリアルタイムに把握することができるため、おすすめです。
お客様情報に関するインシデントが発生した際、kintoneのIDを付与している誰でも閲覧・編集できてしまうことはデータ管理上避けたい所です。ところが・・・
kintoneの標準機能ではアプリに対して以下の権限が設定できるようになっており、フィールド単位で表示・非表示・書き込み・閲覧のみ、といった設定ができません。 ・レコードの閲覧/追加/編集/削除の権限
・ファイルへの書き出し権限(レコードや集計結果の書き出し)
・ファイルの読み込み権限(レコードの一括追加と一括編集)これではセキュリティインシデント管理アプリにおいて機密の高いインシデントは例えば別アプリで管理するなどの必要がでてきてしまい、
管理の効率という面でよくありません。そんな時に役立つプラグインとして
ATTAZoo+の"入力条件+"がございます!
ATTAZoo+の"入力条件+"では、入力内容によって選択したフィールドを非表示、編集不可、入力必須にしてくれます!
これで
書き換えられたくない情報や、見られたくない情報を保護することができるんです!
また、発生したインシデントの種類を分類分けして原因を分析することも重要です。
どのようなインシデントが発生したのかカテゴリーを選択することで、認識のずれを防いだり手作業で分類分けする必要もなくなりますね。
ATTAZoo+の"ドロップダウン階層絞り込み+"では、ドロップダウンフィールド同士を関連付けることで選択肢が自動的に変化してくれる機能なんです! 例を挙げると、インシデントのカテゴリドロップダウンで"情報漏洩"を選択した場合、関連付けた詳細カテゴリドロップダウンでは"情報漏洩"に対応した選択肢のみ表示されます。
カテゴリと詳細カテゴリの内容がちぐはぐになってしまうことを解消してくれてとても便利です!
4.購買管理での活用方法
情報システム部門で備品の管理を行っている場面には、
kintoneの「備品在庫管理アプリ」が便利です。
シンプルな設計で、入出荷数を記録することで現在の在庫を自動的に計算してくれます。 発注先や担当者フィールドを追加したり、ステータス機能を有効するなど自由にカスタマイズするのもいいですね。
このように便利なアプリなのですが、複数の作業者が各々自由に編集してしまうといくつか問題が発生してしまいます。
たとえば、レコードによって電話番号がハイフン区切りになったりなってなかったり... ほかにも、発注先の会社名などめったに変わらないようなデータは誤入力を防ぐためにも編集不可にしたいですね。
ATTAZoo+の"入力サポート+"では、表示や入力の制御を行い入力ミスの防止や入力形式の統一をしてくれます! これでデータ形式の問題や誤操作を解消することができます。
ATTAZoo+は今回紹介した以外にも便利なプラグインをご用意しております。
気になった方は、是非評価版でその便利さを体感してください!
https://www.jbat.co.jp/fm_trial_attazooplus/?productNo=C11&code=1&pid=1979&PTN=
※1 kintoneのプロセス管理とは、申請の承認や稟議の決済・複数ユーザーで作業するタスクを管理する機能です。ボタン1つで承認し自動的に次の人に回覧できたり、進捗状況がリアルタイムでわかる等 のメリットがあります。
5.まとめ