シンカとJBATの協業プロジェクト!「Qanat Universe」を「カイクラ」の連携オプションとして提供
会社名
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株式会社シンカ |
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代表者 | 代表取締役社長 江尻 高宏 |
所在地 | 東京都千代田区 |
設 立 | 2014年1月 |
事業内容 | ITを活用したシステム企画 ・開発および運用、 クラウドサービス商品の企画 ・開発および販売 ・運用等 |
URL | https://www.thinca.co.jp |
顧客コミュニケーションの一元管理ツールである顧客接点クラウド「カイクラ」を提供する 「株式会社シンカ」。設立は2014年。同年に、事業展開の主軸になるクラウドサービス 「おもてなし電話」(2019年カイクラに名称変更)をリリースし、急成長を遂げた会社です。 自社で企画・開発部門を持ち、カイクラのサービス開始以降、全国2600拠点・100を超える業種から採用されています。 今回、協業したのはクラウドプラットフォーム「Qanat Universe」。 カイクラとSalesforceをつなぐ連携オプションで2020年11月に発表。その内容について、プロダクトマネージャーの松村剛利さんにお話を伺いました。
音声テックでビジネスの会話をおもしろくすることをめざす「株式会社シンカ」。「ITで世界をもっとおもしろく」を企業理念とし、ITを活用したシステムの企画や開発を行っている。 同社が開発・販売をしているサービスは顧客接点クラウド「カイクラ」。電話着信と同時にお客様の情報を パソコンやタブレット、スマートフォンの画面に表示したり自動的に通話を録音するCTIや、 SMS送信、またビデオ通話などの機能を有し、顧客コミュニケーションを一元管理している。社内で着信・ 顧客情報を共有することで、業務効率のアップや電話対応の負担軽減、また適切な応対により 顧客満足度のアップにもつなげられ、通話録音によりクレーム数およびクレーム対応コストの削減も可能。 クラウドサービスのため、チーム対応ができ、またテレワークでも活用されています。社名のシンカには 「Think」と「考える」の2つの意味があり、常に考え、 深く考え続けることでアイデアを洗練。「深化」と「進化」を軸に、成長し続けています。
Qanat Univereseの特長
・ソリューションをつなぐ(連携)課題を解決Qanat Universeの導入ポイント
・自社サービス「カイクラ」のオプションとして協業2014年の設立当初は、現社長の江尻と技術者だけの2人から始まったと聞いています。今でこそ契約数1600社/2600拠点とカイクラの導入企業数も伸び、従業員も増えました。それでも全社で45名程度。当社のPR活動など、社長も第一線で活躍しています。そんな中、JBATさんとはもともと企業同土接点があり、ビジネス協業の話が持ち上がっていました。 いくつかある中で、具体的に話が進みだしたのが2020年の初め。クラウド連携プラットフォーム「Qanat Universe」の活用でした。
現在、企画・開発においてメンバーは私を含めて6人。これまでお客様からAPI連携について要望がありました。シンカ側で請負開発をしたり、連携開発せずにバッチでcsv連携するなど、またお客様ご自身にお願いすることも少なからずありました。ですが開発コストが高く、Salesforce等に連携できないこともあり、断られるケースが目立ち始めていたのです。これらの問題を解決しつつ、何より6人のメンバーが自社のソリューション開発に注力することができるということでQanat Universeを採用。2020年11月から実証的なPoC形式でリリースを開始しました。
そもそも「カイクラ」とは電話対応をサポートする完全クラウド型のシステムで、 お客様から電話の着信が来ると、パソコンやタブレット、スマホに顧客のさまざまな情報と対応展歴がポップアップされます。通話録音やSNS、はがきDMなど、顧客コミュニケーションを一元管理する機能を持っており、 お客様ごとの異なるコミュニケーション手段にも対応。またビデオ通話や通話のテキスト化など、 社会背景や要望を取り入れたツールも、随時更新しています。基本となる顧客情報はカイクラの画面から直接入力して登録するほか、 外部システムの顧客情報をcsvファイルにダウンロードし、 手動でカイクラに取り込むこともできます。ただここに問題があって、手間がかかる上に、取り込み忘れるとシステム間でデータに差異が生じる場合も。 もちろんAPIを利用して自動で取り込むことも可能ですが、API連携は高度なプログラミング技術が必要なため、 お客様から「自社開発はコストがかかる」、「実現に時間がかかってしまう」という声があがっていました。
JBATのクラウド連携プラットフォームQanat Universeを活用することで、カイクラとほかのシステム間で、 手間なくデータを連携するサービスを提供することができるようになりました。 現状はカイクラの連携オプションとして販売。カイクラをご利用いただいているお客様は、 連携のための個別開発が不要となり、低コストかつ短期間で他のシステムと連携することが可能です。 現在、第一弾として発表してるのが「Salesforce」との連携。日々の営業活動で更新されるSalesforceの 最新情報を取り込むことができ、営業活動と連動した電話対応が実現します。
先程お話したように、お客様にとっても私たち開発チームにとっても、メリットはいっぱいあります。 中でも技術者から見て画期的なのが、Qanat Universeの「データマッピング機能」。 他システムとAPI連携するための高度なプログラミング技術が全く必要なく、プログラミング言語を知らなくても 簡単にデータの転送を行うことができるのです。イメージするなら、カイクラとSalesforceのシステムが一つの画面で可視化され、 それらをマウスで紐付けするだけ。この設定はシンカが行いますが、技術者を要するものではなく、 営業でも設定が可能。お客様ごとに自由に項目が作れて、もちろんシステム連携も個別に対応。汎用性の高いAPI連携コネクトになっています。
第一弾としてカイクラとSalesforceのAPI連携を実現していますが、今後サイボウズのkintoneなどお客様が求める システムにおいて、いかようにも対処できる汎用性の高いCRM連携が一つの課題となりました。またカイクラの お客様としても多く、電話対応を営業の主軸にする不動産やカーディーラーなど、独特のCRMを使っているところもあり、個別のシステム連携(対オンプレ)も必要になってきます。 今回は協業のプロジェクトとして進めていきましたが、JBATのエンジニアさんにはかなり頑張ってもらったと思います。 機能を極カシンプルに標準化。 いかにスリムに、どのレベルまで標準化するのか、技術面を中心に進めさせてもらいました。
まだ初期段階ですが、お客様からの評判は上々のようです。 営業がカイクラを提案する場合、顧客データの管理システムをお伺いすることも多く、 やはりAPI連携は質問されるうちの一つです。でも今までは、API連携の開発を依頼されても 個別対応になるので、受けきれませんでした。それが「受けられる案件が増える=「お客様層が広がる」。 契約件数の伸びにもつながるといいですね。また数字にはなっていませんが、 自社商品への開発注力は時間と労力を伴うものです。JBATさんとの連携はそれを十分に補ってくれます。 Qanat Universeの契約後、お客様の保守対応等の一次対応はシンカが行いますが、 二次対応からはお任せ。Salesforceやkintoneなど、年々バージョンアップして変わるAPIにも対応。その部分を吸収してアウトプットまでしてくれる心強いビジネスパートナーです。
設定の簡略化やミス防止の徹底など、改善したい点はまだまだあります。 今後の展望というか、第二段階という意味においては、すでに始動しているものもあります。 現段階ではSalesforceからカイクラヘ、一方向での取り込みになっていますが、今後は逆方向にも対処を検討。 双方向で顧客データの受け渡しができるような連携も考えています。もちろんSalesforceだけではなく、次のシステム連携の ターゲットはkintoneを考えています。まずは一つ一つ、要望としてボリュームのあるものから連携を進めていきたいと考えています。 開発としての夢は、Qanat Universeを連携のコアとした全てのシステム連携の実現をすること。将来的には、 名刺管理ソフトや電子カルテなどとも、つなげてみたいですね。 JBATさんにもQanat Universeにも素晴らしい対応力と柔軟性があるので、いろいろと構想が広がります。
ソフトウェアメーカー向けAPI連携サービス
もう「API連携のための個別開発」は不要です
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