WebReport 2.0 Smart(原土井病院様)

真の情報共有によって見えてきた、スタッフ負担の低減と患者本位の医療現場

会社プロフィール

会社名 特定医療法人 原土井病院
本社所在地 〒813-8588
福岡県福岡市東区青葉6丁目40番8号
設 立 1967年4月
職員数 737名
病床数 556床
URL http://www.haradoi-hospital.com

博愛を基本方針とする原土井病院様は、福岡市東部の閑静な住宅街を抜けたところにある。地域包括ケアや回復期リハビリテーションなど地域医療の中核拠点であると同時に、特殊疾患や一般・医療療養も行うケアミックス病院だ。国主導の医療改革が進む中、情報照会をさらに推し進め、運営効率の飛躍的な向上に成功している。

特定医療法人 原土井病院 様

課題

  • 病床を効率的に運用しようとし、結果的に多くの医師・看護師のリソースを浪費していた
  • 電子カルテと業務統括システムの連携に、多大な人的資源が費やされていた

解決

  • 院内システムにプロジェクト支援を付加することで全スタッフが院内状況をリアルタイムに把握
  • 迅速な院内状況の共有が、コストを大幅低減、余裕ある運営体制と関連施設の連携を可能に
導入の経緯

病院経営の中心となる診療報酬制度は、国が定める枠組みを元に構築されている。これは過度な利益追求によって医療の質を落とさないためであり、医療費を無制限に膨らませない歯止めにもなっている。
原土井病院は制度の効率的な活用のために、専用電子カルテを用いていた。これは原土井病院において独自にカスタマイズされたものであり、診療情報の入カ・照会から会計・経理・病床管理など、院内に必要とされる情報の多くを網羅したものだ。
年々変化する診療報酬制度に対応するため、院内専用システムもカスタマイズを繰り返していたが、ハード&ソフトウェアの耐用年数に限界が来たためシステムを刷新。新たに導入したシステムは多くの病院で採用される汎用型システムとしたが、同院で必要とする情報連携の柔軟性・操作性・端末ライセンスに係るコストなどで不満が蓄積した。情報連携では同院の556病床を瞬時に把握することができず、ミーティング資料の作成にスタッフが拘束され、端末ライセンスのコスト負担が大きく院内全体に情報照会端末を置けないといった問題が発生した。
システム担当者は汎用電子カルテを補完するため複数のB|'ノフトウェア製品を慎重に検討し、WebReportの導入にたどり着いた。

導入ポイント

WebReport 2.0 Smartの導入ポイントは慣れ親しんだ旧電子カルテが提供する情報以上のデータを出カ・共有できることだ。
最新OSに対応した新電子カルテだけでは不可能であった、
・情報連携機能補完
・照会情報の一括集計
・端末ライセンス不要
といった具体的問題は、WebReport
2.0 Smartの導入だけで簡単にクリアされた。
電子カルテ上の照会情報は定義設計で取り出され、ROLAP機能により常に最新の状態に維持される。
情報参照はWebブラウザを通じて行われ、端末ライセンスが不要になる。かつ院内LANのどこからでも参照が行えるため、会議時の資料として活用が可能となる。

集計SOLを定期タイマーで呼び出すことで「入通院患者・病床・治療進捗なんかを瞬時に把握できる、まるで院内ポータルです」と病院スタッフからの評価も高い。

    導入効果

    「表示カスタマイズが柔軟なので、院内スタッフの声を取り入れた一覧表示が行える点は非常に便利です」と言われるように、ダッシュボードテンプレートは一覧性を変更できる。集計テータは常に最新状態にあるため、そのまま会議資料としても利用でき、集計リクエストや資料作成などの無駄をすべて無人化できた。
    「最新状態の共有」は患者に対する病床の効率的な割り当てにも貢献している。空病床だけでなく、「病床が空く時
    期」の把握もリアルタイムとなったためだ。誰もがWeb Reportの画面を見て状況を把握できるため、これまで必要
    とされていた医師と看護師によるミーティングを減らすことができる。意思決定の迅速化により本来業務に集中できるメリットが生まれ、「患者さんの立場に立った医療に注力できるようになりました」とのこと。
    コスト面での効果も大き
    い。新電子カルテの稼働に

    個人情報を含む情報への不必要な接触も大幅に減らせた。システム操作や院内コンプライアンスに関する教育コストもかなり削減できた。
    新電子カルテの機能を補完するという当初の目的を達成したのはもちろん、リアルタイム情報共有・院内ポータルの構築・情報漏洩の予防など、同院では
    「すでに中核的な機能を担ってくれています」と言うほどだ。

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    今後の展望

    現在、同院の中核として活躍している WebReportで、同院内だけでなくケア施設などグループ全体で共有する取組
    みも試行している。患者の同意を得た上で、原土井病院グループ内の施設にも
    「院内ポータル」を共有しようという試みだ。実現すれば、患者は施設を移動しても書類記入の回数が減り、受入先の空き状況を加味した治療入院計画を立てることが可能となる。
    院内に設置したPCで閲覧している集計内容は今後、スマートフォンでの表示に対応させる計画もあるとのこと。スタッフ全員が日常的に使っているスマートフォンに対応したテンプレートを準備することで、常に情報に触れられる環境構築を目指したいとのことだ。
    「WebReportで院内を効率化したこと
    で、より質の高い医療を患者さんに提供できるようになりました」
    原土井病院は、スタッフと患者の笑顔が溢れている、そんな病院だ

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