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更新:2023.05.16 

【初心者必見】APIって何?概要や必要性について徹底解説

Webに携わる仕事をしていたり、ビジネスにてエンジニアの方と交流があったりすると、「API」という言葉を目にしたり耳にしたりすることがあるかもしれません。しかし、「その意味まではよくわからない」「そもそもAPIのメリットって何?」などの疑問を抱いている方も多いはず。

そこで今回は「API」にフォーカスし、概要やメリットなどについて解説します。また、業務改善・働き方改革につながるAPIもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

目次
    1. そもそも「API」って何?よく聞く「API連携」って?
    2. API連携で利用できる機能について
      1. Amazon
      2. Google
      3. Line
      4. YouTube
    3. APIの特徴
      1. ソフトウェアの機能を公開
    4. API連携を行うメリットには何がある?
      1. ①開発工数やコストを抑えることができる
      2. ②ほかのソフトウェアのデータを活用できる
      3. ③利便性の向上
    5. APIをより効果的に利用するためには?
      1. APIについて理解を深めることが大切
    6. 業務改善・働き方改革につながるAPI
      1. Qanat Universe API-Connect
      2. JBAT ぺーパーレスソリューション
      3. 奉行クラウド kintone連携用ツール
    7. まとめ

そもそも「API」って何?よく聞く「API連携」って?

APIとは、「Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)」の頭文字を取った略語で、ソフトウェアの一部機能を共有する仕組みを指します。具体的には、「機能を公開しているソフトウェア」と「その機能を使いたいソフトウェア」をつなげる窓口のようなものです。

APIを通して機能を連携することは「API連携」といいます。つまり「自らのソフトウェアにほかのソフトウェアの機能を埋め込む」ということです。そのため、ゼロからプログラムを組むことなくソフトウェアの機能を拡張できます。
仮に、自らのソフトウェアに「郵便番号の入力による住所(都道府県・市区町村)の自動表示」の機能を導入したいとします。本来であれば、全国の郵便番号とそれに該当する都道府県・市区町村をもとに、ゼロからプログラムを組まなければなりません。しかし、API連携を行えばすでにある同様の機能をそのまま連携できるため、手間なく理想を実現させることができます。

APIの4つの種類

APIは公開する範囲や対象の違いによって以下の4種類に分類されます。

オープンAPI (パブリックAPI)

APIの接続仕様が一般に公開されており、外部サービスから呼び出しが可能になっているAPIです。
例えば金融機関のAPIが公開されると、他のサービス事業者がAPIを介して金融機関の情報を取得することが可能になり
よりユーザーの利便性が高まったサービス開発が可能になります。

内部API (プライベートAPI)

APIの接続仕様が公開されておらず、社内システムや限定されたサービスによってのみ利用できるAPIです。

パートナーAPI

サービスベンダーが、パートナー企業の設計者あるいは開発者に向けて限定的に公開しているAPIです。

コンポジットAPI

1つのAPI連携で、複数のWebアプリケーションや他のAPIにアクセスを可能にするAPIです。


API連携で利用できる機能について

では、API連携で利用できる機能には具体的にどのようなものがあるのでしょうか。以下にて、著名な例である
「Amazon」.「Google」,「Line」,「YouTube」をご紹介します。

Amazon

Amazonが公開している機能には、「商品の最新情報の表示」「1日あたりの販売額・紹介料の推移の把握」「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」などがあります。これらは、Amazonを通した出品やアフィリエイト運用などに役立てることができます。

Google

Googleが公開しているAPIは、すでに私たちの日常にて多く使われています。代表的なAPIは「Gmail」「Google Analytics」「Google Cloud 」などがあります。Googleは世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにするという企業使命を元に、多くのAPIを無料で公開しています。GoogleのAPIを上手く使用すると集客、サイト運営、情報管理などを効率化することができます。

Line

Lineが公開しているAPIには「Lineログイン」「Social API v2.1」「LINE Messaging API」などがあります。これらは、人々のコミュニケーションのツールとしてよく使われていますが、最近ではビジネスの場でも良く使われています。

YouTube

YouTubeが公開している機能には、「動画の制御」「動画の効果測定」「チャネルのデータの一括取得」などがあります。API連携により自らのソフトウェアでこのような分析ができるようになると、集客において競合と差をつけやすくなります。


APIの特徴

APIの特徴は、主に「ソフトウェアの機能を公開している」ことです。

ソフトウェアの機能を公開

前述したように、APIは「機能を公開しているソフトウェア」と「その機能を使いたいソフトウェア」をつなげる窓口のようなものです。そのため、そもそもAPIが成立するには“前者のソフトウェア”が存在しなければなりません。
ほどんどの場合、APIを公開しているソフトウェアは機能の使い方をはじめとする詳細な情報をWebにて公開しています。
機能を公開しているソフトウェアには、上述したAmazonとYouTubeのほかにも、LINEやGoogleマップ、Chatworkなどがあります。これらが公開している一部機能をAPI連携で取り入れれば、自らのソフトウェアの開発をよりスムーズに進められたり利便性がアップしたりと、さまざまなメリットを受けることができます。





API連携を行うメリットには何がある?

API連携を行うメリットには、以下の3つがあげられます。

①開発工数やコストを抑えることができる

第一に、「開発工数やコストを抑えられる」というメリットがあります。仮に、ゼロからプログラムを組むとなると膨大な時間がかかります。しかし、API連携を通じてすでにあるプログラムを活用すれば、開発工数を大幅に削減することができるのです。

②ほかのソフトウェアのデータを活用できる

API連携を行うメリットには、「ほかのソフトウェアのデータを活用できる」という点もあります。API連携においては“データ”を公開しているソフトウェアもあり、たとえば、上述したAmazonの「1日あたりの販売額・紹介料の推移の把握」がそのひとつです。情報の確認が容易なるだけでなく、顧客の傾向や特徴を分析しやすくなるため、自らのソフトウェアの機能性向上やさらなるビジネスの考案に役立てることが可能です。

③利便性の向上

たとえば、FacebookやTwitterとAPI連携をすれば、それぞれのアプリケーションによるログイン認証を自らのソフトウェアに導入できます。FacebookやTwitterのログイン認証システムは高セキュリティのため、API連携を行うことで「自らのソフトウェアのセキュリティも確保しつつ利便性を向上させること」ができるのです。ログイン認証システムの構築に膨大な工数・時間をかけることがなくなるので、効率よく誰もが安心して利用できるソフトウェアに仕上げられます。

APIをより効果的に利用するためには?

これまでは、APIというと「エンジニアが活用するもの」というイメージが強く定着していました。しかし、昨今は上述したAmazonやYouTubeの機能のほか、「Facebook Graph API」「Twitter API」など、非エンジニアの方が利用できるAPIも多く登場しています。そのため、一概にエンジニアだけが活用するものではなく、ソフトウェアを利用するユーザー自らが連携機能を利用して業務に活用するなど、APIを活用する場面は多くなってきています。
しかし、API連携を行うにはある程度のプログラムの知識が必要です。そのため、知識量によっては独学したりWebスクールに通ったりする必要があるかもしれません。

APIについて理解を深めることが大切

APIを仕事に適用し、業務を効率化したいけど、基本的な知識がないとAPIを活用した業務効率化は難しいかもしれません。そのため、まずはAPIについて知ることが大切です。APIについて理解を深めることができる方法について3つご紹介します。

書籍を読む

まずは書籍を用いて勉強をしてみることがおすすめです。最近には初心者が見てもわかりやすく書かれている本が多いため、プログラムの知識がなくても、どのようにAPIが活用されて、さらにそれがビジネスにつながっているのかわかるようになっています。
APIの書籍を選ぶ際に、大事な要素を下記の通りまとめましたので、是非参考にしてください。

API書籍を選ぶ際、確認が必要な要素

 〇APIの基礎からURI設計、HTTP通信仕組のような内容まで具体的に説明している。
  •  〇ビジネス的な面と技術的な面を考慮したAPIの設計から開発までの説明がある。
  •  〇業界ごと、商品ごとにAPIを活用したビジネスの事例がある。
  •  

企業事例分析をしてみる

「事例」には必ず学べる要素があります。最近には多くの企業がAPIを導入した業務の効率化、改善を促進しています。すでにAPIを導入している企業、組織の事例を確認し、成功要因を分析してみることも重要です。なぜなら、事業内容、組織環境が似ている企業の事例を確認・分析し、APIを導入する前に、APIを導入した際に起こりうるリスクやメリットを客観的に考えてみることが必要であるためです。

コミュニティなどに参加し、知見者からアドバイスを貰う

書籍を読んでも、他社の事例を確認しても、APIについてわからない際は、専門家に相談をしてみることもよい方法です。専門家よりアドバイスをもらうことによって、これまで思いつかなかった内容や案が思いつく可能性もあるためです。
専門家が集まるコミュニティには以下のようなWebサイトが存在します。

「Qiita」はプログラマの技術情報共有サービスです。プログラミングに関する様々な知識をユーザー同士が活発に共有しており、開発者中心の情報共有プラットフォームとなっています。
APIについても多数の記事が投稿されており、APIを活用し様々なサービスを連携し活用することで業務改善につながった事例などを具体的に知ることが可能です。

業務改善・働き方改革につながるAPI

業務改善や働き方改革につながる、JBアドバンスト・テクノロジー株式会社のサービスを3つご紹介します。

Qanat Universe API-Connect

Qanat Universe(API-Connect)は、API連携を圧倒的低価格で即時に実現する、ソフトウェアメーカー向けのサービスです。API連携のためのプログラム開発を自ら行う必要はなく、経験豊富なエンジニアが開発を代行するため、リソースをコア業務にあてることができます。また、クラウドサービス・オンプレミスシステムの両方に対応しているため、さまざまな製品・サービスに接続することが可能です。さらに、プログラム開発後は運用までトータルでサポートするため、担当者の負担軽減にもつながります。

JBAT ぺーパーレスソリューション

「JBAT ペーパーレスソリューション」は、紙の請求書、納品書、アンケート、申込書等、企業の紙業務で課題をお持ちの企業様のニーズに合わせたスタートが可能です。手書き伝票文字を高精度なテキストデータに変換して、取り込んだテキストデータをマスターと照合し、正しいデータとして基幹システムへ登録したいなど、お客様のご要望に合わせてシステムを構築します。

奉行クラウド kintone連携用ツール

「奉行クラウド kintone連携用ツール」を利用することで、IT部門のスキルや要員の不足、費用面などの課題を抱える中堅中小企業でも、低コストで、素早く、クラウドを活用したデータの連携・共有を実現できます。幅広い基幹業務のクラウド化を推進する奉行クラウドと、現場で自由にフロント業務のデジタル化を実現できるkintoneが「奉行クラウド kintone連携用ツール」でつながることで、様々な組み合わせのバックオフィス業務とフロント業務の融合が実現でき、新たな価値の創出やクラウド活用の可能性が広がることが期待できます。


まとめ

API連携を行えば、すでにある便利な機能を自らのソフトウェアに導入できるため、ゼロからプログラムを組む必要がありません。これは作業工数・コストの大幅な削減につながり、結果として業務改善や企業の働き方改革に寄与することができます。また、API連携は自らのソフトウェアの機能性向上やセキュリティ面の強化に役立てることも可能です。

もし、API連携に関する専門的な知識・技術がなくなかなか行動に移せないのであれば、ぜひJBアドバンスト・テクノロジー株式会社にご相談ください。





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