Power2Net シリーズ
AS/400を再起動した後自動的に再接続されない
この説明は以下の運用を想定しています
1)AS/400は夜間(自動的に)シャットダウンする
2)AS/400は朝(自動的に)立ち上がる
3)プリンター及びPower2Netは電源を切らない
このような環境で、ライターが自動起動されないケースがあります。
AS/400はシャットダウンするときに、各接続機器に対し、TCPのFINパケットを出しますが、バージョンやPTFレベルによってそのパケットが出ない場合があるようです。
Power2Netの再接続はホストからFINやRESETの切断命令がこないと働きません。
このような状態になると
ホスト側はPower2Netからの接続待ちステータス
Power2Net側では接続中のステータス というアンマッチな状況になってしまいます。
この状態にならないようにするためには、以下2種類の方法が考えられます。
1.AS/400がシャットダウンするときにFINを出すようにする
この時の回避策
Shutdownするときに実行されるCLの中に、B)の前にA)の記述があるかを確認していただき
無い場合は追加していただく。
A)ENDWTR WTR(デバイス名) OPTION(*IMMED)
B)ENDTCPSRV SERVER(*TELNET)
ただしこれはOS/400のバージョンやPTF状況によっては期待値が得られない場合があるようです。
2.Power2NetのKeepalive機能を使ってホスト側の切断を定期的に監視し、keepaliveのタイムアウトで再接続を動作するようにする。
Keepalive機能概要
Keepalive機能設定方法